シネマ・クレールで今後、上映予定の作品です。ご期待ください!
上映中
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■OCHI!オチ 監督:アイザイア・サクソン 出演:ヘレナ・ツェンゲル、フィン・ウォルフハード 2025年/アメリカ、イギリス、ルーマニア、ハンガリー/英語/95分 霧に包まれた村の奥深い森には、大きな瞳と耳を持つふしぎな生き物〈オチ〉が棲み、昔から人々はその存在を恐れ遠ざけてきた。オチ狩りをする父に戸惑い心を閉ざす少女ユーリは、ある日傷ついた小さなオチに出会い、密かに連れ帰り手当をする。伝承とは違う、オチの“本当の姿”を知ったユーリは、幼い命を家族へ返すため家を飛び出し旅に出る。ふたりは心を通わせ、やがてユーリは、オチが感情を音楽のように紡ぐことばを理解し始める…。 想像力と愛情とノスタルジーに満ちた美しきファンタジー。少女と〈オチ〉と、心を解き放つ冒険の旅へ。 上映は30日まで
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■ハムネット 監督:クロエ・ジャオ 出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカス 2025年/イギリス/英語/126分 第83回ゴールデングローブ賞 作品賞・主演女優賞受賞 第50回トロント国際映画祭 観客賞<最高賞>受賞 本年度アカデミー賞主演女優賞受賞 1580年イギリスの小さな村。貧しいラテン語教師ウィリアム・シェイクスピアは、森を愛する自由奔放なアグネスと出会う。2人は互いに惹かれ合い、情熱的な恋愛の末に結婚して3人の子供を授かるが、ウィリアムが遠く離れたロンドンで演劇のキャリアを模索する一方、アグネスは独りで子どもたちを守り家庭を支えていた。そんななか一家に大きな不幸が訪れ、かつて揺るぎなかった夫婦の絆が試されることになる。 ウィリアム・シェイクスピアと共に愛と悲劇を経験した妻アグネスの視点を通して、“いかにして不朽の名戯曲「ハムレット」が誕生したか”を繊細な観察眼で見事に描き出した物語である。
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■カミング・ホーム 監督:マーク・タートルトーブ 出演:ベン・キングズレー、ゾーイ・ウィンターズ 2023年/アメリカ/英語/87分 認知症の初期症状を娘に案じられながらも、受け入れられずに一人暮らしを続けるミルトン。ある夜、庭に空からの不思議な飛行物体が墜落したことをきっかけに、同年代の隣人サンディー、ジョイスを巻き込み、静かな日常は思いもよらぬ方向へと動き始める…。奇想天外な騒動の中で主人公たちが辿り着いた人生の意味とは…誰もが年老いた先に直面する不安や孤独をあたたかな優しさと感動で照らし出す、珠玉のヒューマンドラマが誕生した。 上映は30日まで
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■私のすべて 監督:アンヌ=ソフィー・バイイ 出演:ロール・カラミー、シャルル・ペッシア・ガレット 2024年/フランス/フランス語/95分 パリ郊外の小さなアパートに暮らすシングルマザーのモナは、発達に遅れのある30歳過ぎの息子ジョエルを女手ひとつで育ててきた。モナはショッピングモールのビューティ・サロンで、ジョエルは障がい者のための職業作業所で働いている。互いを支え合い、いたわりながら暮らしてきた二人。ところがある日、モナは、ジョエルと同じ施設で働くオセアンが彼の子を妊娠したと聞かされる。二人の関係を何も知らなかったモナは動揺し、母子の絆も揺らぎはじめる…。 人生を息子に捧げてきた女性の心と体の解放にエールを送り、親と子の新たな人生のはじまりのときを祝福する。 上映は30日まで
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“NOROSHI”レーベル第2弾 ■落下音 監督:マーシャ・シリンスキ 出演:ハンナ・ヘクト、レア・ドリンダ 2025年/ドイツ/155分 第78回カンヌ国際映画祭〈審査員賞〉受賞 1910年代、アルマは同じ村で、自分と同じ名を持つ幼くして死んだ少女の気配に気づく。1940年代、戦争の傷跡が残る中、エリカは片脚を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体のしれない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、家族と共に移り住んだレンカは、自分の存在が消えてしまいそうな孤独感に蝕まれていく。百年の時を経て響き合う彼女たちの〈不安〉が、この北ドイツの農場を静かに覆いつくしていく… 彼女たちが目撃したものとは、いったい何だったのか。
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■ナースコール 監督:ペトラ・フォルペ 出演:レオニー・ベネシュ、ソニア・リーゼン 2025年/スイス、ドイツ/ドイツ語、フランス語/92分 人手不足の満床病棟で、絶え間なく看護師に降りかかる激務と不測のトラブルを、緻密なリアリティと臨場感あふれる濃密なスリルで描く。まるで観客が疑似体験するような驚異的な没入感の体感型映画が誕生した。ひとりの女性看護師の視点で病院という空間をまさしく現代社会の縮図として描き上げたスイスの女性監督ペトラ・フォルペは「看護師たちに捧げる映画を作りたかった」という。ラストシーンに込めた願いには、誰もが心を揺さぶられずにはいられない。
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■361 White and Black 監督:大山晃一郎 出演:長野凌大、パク・ユチョン 日本/107分 港町で暮らす上条眞人は偶然テレビで流れていた会見で囲碁世界チャンピオン、パク・ハンミョンが「日本にライバルがいる」と発言する所を目撃する。誰もがライバルは米原沙羅7段だと思う中、パクが日本で謎のライバルとの直接対決が実現するのではという機運が高まっていく。一方、大会番組制作ディレクターの小坂正喜は取材の中で、眞人がパクと沙羅の幼馴染である事を知る。 果たして、眞人、パク、沙羅の間に何があったのか? 上映は30日まで 25日は大山監督、星野奈緒さんの舞台挨拶有・予告無
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2026年5月1日公開
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■パンダのすごい世界 監督:ビボ・リャン 2025年/中国/84分 パンダ保護研究センターを中心に、個性あふれるパンダたちの一生と、それを支える飼育員の奮闘を描いた物語。 日本からパンダが返還される今、パンダと人間の関係をもう一度見つめよう。 パンダのユニークな生態を記録した貴重映像。パンダ愛に満ちた驚きと感動の世界! 1週間限定上映
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■アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし 監督:エミリア・ブリックフェルト 出演:リア・マイレン、アーネ・ダール・トルプ 2025年/ノルウェー、デンマーク、ポーランド、スウェーデン/ノルウェー語/109分 誰もが知るおとぎ話「シンデレラ」をモチーフとしながら、美しいシンデレラ(=アグネス)へ強い嫉妬と妬みを向ける醜い義姉妹(=エルヴィラ)を主人公にしたこの物語は、王子の花嫁の座を射止めるためなら手段を選ばない母と娘の、美に対する底なしの執念が描かれる。 美しくなるためなら人体改造も厭わない、美しくなるためなら激痛にも耐える、美しくなるためならどんなことだってするわ…美にとらわれた女性たちによるこのおぞましいフェアリーテールは、あなたを残酷な舞踏会へと誘うだろう。 1週間限定上映
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■トニー滝谷 監督:市川準 出演:イッセー尾形、宮沢りえ 2004年/日本/75分 孤独の中で生きてきたトニー滝谷は、ようやく最愛の女性に出会った。洋服をこよなく愛する彼女との幸せな時間が訪れるが、それはあっという間に失われてしまう。部屋がいっぱいになるほどの洋服だけを残して。悲しみにうちひしがれる中、トニー滝谷の前に、妻に生き写しの女性が現れた…。 20年の時を経て甦るあまりにも完璧な美しい世界。 1週間限定上映
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■今日からぼくが村の映画館 監督:セサル・ガリンド 出演:ビクトル・アクリオ、エルメリンダ・ルハン 2022年/ペルー、ボリビア/ケチュア語、スペイン語/88分 アンデスの小さな村に住む少年シストゥは、新学期の初日に風が運んできた映画の広告を手にする。導かれるままにたどり着いた先は、移動映画館。そこで初めて“映画”を知ったシストゥは、たちまちその物語に魅了される。この日を境に、週に1回“語り部”として、観た映画の内容を村のみんなに伝えるシストゥ。だがある日、移動映画館は忽然と姿を消してしまう。大好きな場所がなくなり、シストゥの映画愛はどこへ向かうのか?やがて彼らの物語は、思いもよらぬ方向へ転がっていく…。 1週間限定上映
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2026年5月8日公開
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■シンプル・アクシデント/偶然 監督:ジャファル・パナヒ 出演:ワヒド・モバシェリ、マルヤム・アフシャリ 2025年/フランス、イラン、ルクセンブルク/ペルシャ語/103分 第78回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞 パナヒ監督自身の二度の投獄経験や、同じ境遇の人々の声から着想を得て映画化。 不当に投獄された人々が、憎い看守へ復讐を果たそうと迷走する予測不能の物語は、渦巻く重厚なスリルと深遠なミステリー、人間味豊かなユーモア、そしてイランの現実が渾然一体となり、斬新な社会派サスペンスへと変容を遂げていく。戦慄を誘う衝撃のラストシーンは、誰かと語り合わずにはいられない。強烈な映画体験がここにある。
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■旅立ちのラストダンス 監督:アンセルム・チャン 出演:ダヨ・ウォン、マイケル・ホイ 2024年/香港/広東語/140分 ウエディングプランナーのトウサンは、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、様々な困難に直面する。 最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠に認められること。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し、二人の関係は最悪に。だがマン師匠一家と関わるうちにトウサンのわだかまりは徐々に消え、葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味に気づいていくのだった。
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■決断するとき 監督:ティム・ミーランツ 出演:キリアン・マーフィー、エミリー・ワトソン 2024年/アイルランド/98分 第74回ベルリン国際映画祭最優秀助演賞(エミリー・ワトソン)受賞 本作は、アイルランドに実在した“マグダレン洗濯所”の人権問題を背景に描かれる人間ドラマ。社会が長く黙認してきた現実を前に、「知ってしまった個人はどう振る舞うのか」を静かに問いかける。言葉を抑え、沈黙と内面の葛藤を徹底的に演じ切るマーフィーの姿が、深い余韻を残す一作。
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■私たちの話し方 監督:アダム・ウォン 出演:ネオ・ヤウ、ジョン・シュッイン 2024年/香港/広東語、香港手話/132分 手話のみを使用しスクーバダイビングのインストラクターを目指すジーソン、ジーソンの幼馴染で親友、口語と手話の両方を使う広告クリエイターのアラン。そんな2人が、大学を卒業後大企業に就職し人工内耳のアンバサダーに就任したソフィーと出会う。新たな出会いが、3人それぞれの生き方を変えていく…。 革新的な音響設計で聴こえない、聴こえにくい世界を知る…体感する映画。
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緊急アンコール上映決定!! ■ネタニヤフ調書 汚職と戦争 監督:アレクシス・ブルーム 2024年/イスラエル、アメリカ/英語、ヘブライ語・アラビア語/115分 中東の紛争の中でキーマンの一人がネタニヤフ首相だ。しかし、彼は在任中に刑事起訴された史上初のイスラエル首相。その汚職捜査の過程で秘密裏に本作のチームにリークされた未公開の警察尋問映像には、メディアや財界からの収賄や利益供与の実態が記録されていた…。 人間はなぜこうも権力に弱いのか? 権力者の“力への欲望”を白日の元に曝す、いま必見のドキュメンタリー! 1週間限定上映
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2026年5月15日
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■ザ・コラール 希望を紡ぐ歌 監督:ニコラス・ハイトナー 出演:レイフ・ファインズ、ロジャー・アラム 2024年/イギリス、アメリカ/英語/113分 第一次大戦下のイギリス北部ヨークシャー。徴兵で多くの団員を失った合唱団は、存続の危機に瀕していた。若者や町の人々を迎え入れ、“歌うこと”を通して再び心を結び直そうとする。新たな指揮者に選ばれたのは、敵国ドイツで活動していたヘンリー・ガスリー。偏見と不信を背負いながら、彼は退役軍人、売春婦、敬虔なボランティア、徴兵を控えた少年たちなどの寄せ集めの団員たちと向き合い、熱心な指導のもとで、失われたつながりと希望を取り戻していく。やがて彼らは、前代未聞の“ある挑戦”へと踏み出す。
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2026年5月22日公開
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■湯徳章(トゥン・テッチョン) 私は誰なのか 監督:黄銘正、連楨惠 2024年/台湾/93分 日本統治下そして国民党による一党独裁体制…。台湾人のアイデンティティと向き合い、激動の時代を生き抜いた一人の男・湯徳章とはどういう人なのかという問いから、映画の物語は動き出す。 これは、湯徳章のアイデンティティを探求する物語だけではない、台湾の記憶をたどる物語。 1週間限定上映。
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■1975年のケルン・コンサート 監督:イド・フルーク 出演:マラ・エムデ、ジョン・マガロ 2025年/ドイツ、ポーランド、ベルギー/ドイツ語、英語/116分 1975年1月24日にケルン歌劇場で、のちに伝説と呼ばれることになるコンサートが開催された。その夜、キース・ジャレットはソロでピアノの即興演奏をし、この録音はECMから「ザ・ケルン・コンサート」として発売され、世界的ベストセラーとなる。その舞台裏をドラマチックに映画化したのが本作である。 天才ピアニスト、キース・ジャレットの伝説的ライヴを実現させたのは、向こう見ずな18歳の女性だった…。 これは嘘のような実話に基づく物語。
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■小屋番 八ケ岳に生きる 劇場版 監督:深澤慎也 出演:菊地哲男(山岳写真家) 2026年/日本/85分 “コヤガタケ”と呼ばれるほど沢山の山小屋が存在する八ケ岳。本作では、そんな日本百名山に選定された名峰の数々をもつ連峰を、山岳写真家の菊池哲男と巡っていく。 1週間限定上映
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■ツイッギー 監督:サディ・フロスト 出演:ツイッギー、ダスティン・ホフマン、ブルック・シールズ、ポール・マッカートニー 2024年/イギリス/97分 小柄で華奢なスタイルと唯一無二のファッションセンスで一世を風靡した、元祖スーパーモデルのツイッギー。誰もが憧れ、ファッションやヘアメイクを真似する社会現象となり、初来日した時はビートルズと並ぶほど日本を熱狂の渦に包み込んだ。そんな1960年代を象徴する存在であるツイッギーの人生と魅力をひもとく、初の公認ドキュメンタリー。 1週間限定上映
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鉄のカーテンの向こう側、東欧映画最大の秘密、冷戦下の闇を照らす黙示録。誰も知らない暗黒SFの先駆者ピョトル・シュルキン監督が描く衝撃の人類滅亡見本市。 ■ポーランド暗黒SF 《文明の終焉4部作》
「ゴーレム」 出演:マレク・ヴァルチェフスキ、クリスティナ・ヤンダ 1979年/ポーランド/93分 人類進化のために作られる人造クローン人間の厳しい現実を描く暗黒クローン人間SF。 22日・23日・25日の3日間のみ上映
「宇宙戦争 次の世紀」 出演:ロマン・ヴィルヘルミ、クリスティナ・ヤンダ 1981年/ポーランド/97分 火星人襲来の厳しい現実を描く暗黒異星人侵略SF。 26日~28日の3日間のみ上映
「オビ・オバ 文明の終わり」 出演:イェジー・ストゥール、クリスティナ・ヤンダ 1985年/ポーランド/90分 世界崩壊後の厳しい現実を描く暗黒放射能SF。 29日・30日・6月1日の3日間のみ上映
「ガガ 英雄たちに栄光あれ」 出演:ダニエル・オルブリフスキ、イェジー・ストゥール 1986年/ポーランド/84分 地球から脱出した先に待ち受ける厳しい現実を描く暗黒新惑星SF。 6月2日~4日の3日間のみ上映
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2026年5月29日公開
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■ラプソディ・ラプソディ 監督:利重剛 出演:高橋一生、呉城久美 2026年/日本/106分 ある日、住民票に身に覚えのない「続柄・妻」の文字を見つけ、〈繁子〉という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知った夏野幹夫。でも一体なぜ?何のために?正体不明の妻探しに奔走し、小さな花屋でようやく見つけた繁子は、触れるものを全て壊してしまう破天荒すぎる女性だった!予測不能な繁子に振り回されながらも、懸命に向き合おうとする幹夫。しかし、繁子は何をされても怒らない幹夫にモヤモヤが募っていき…。 怒ることができない幹夫の心を縛っていたある約束とは。見ず知らずの人との結婚に踏み切った繁子の謎めいた過去とは?偶然の出会いから始まった二人の運命が、大きく動き出す! おかしくて愛おしいハートフルストーリーの誕生!!
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■砂丘 監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 出演:マーク・フレチェット、ダリア・ハルプリン 1970年/アメリカ/113分 1960年代末、ロサンゼルス。学生集会での虚しい議論に背を向け、マークは拳銃を手に学内で弾圧行為に及ぶ警官隊にひとり立ち向かう。だが発砲のチャンスを逸して逃走、飛行場でセスナを奪い、大空へと飛び立った。一方、L.A.の土地開発会社で秘書を務めるダリアは、アリゾナでの会議に参加するため車を走らせていた。広大な砂漠で運命的に出会ったふたりは「死の谷」へと向かう。不毛の地が続く異様な景勝地〈ザブリスキー・ポイント〉にたどり着くと、そこには幻のような光景が広がっていた…。 1週間限定上映
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■クロード・シャブロル傑作選 フランスの恐るべき巨匠が放つ、サイコ・サスペンスの傑作3本一挙公開 「不貞の女」〈日本初公開〉 1969年/フランス、イタリア/98分 出演:ステファーヌ・オードラン、ミシェル・ブーケ、モーリス・ロネ 多くの批評家によって大絶賛され、シャブロルの最高作の一本と呼び声高いだけでなく、シャブロル自身にとっても最大の自信作の一本だという。保険会社の重役シャルルは妻エレーヌと息子と共に幸せな毎日を送っているが、ある日、エレーヌが作家ペガラと浮気していることを突き止めてしまう。 5月29日~31日の3日間のみ上映
「肉屋」〈日本初公開〉 1970年/フランス、イタリア/93分 出演:ステファーヌ・オードラン、ジャン・ヤンヌ フランス南西部の村で小学校の教師を務めるエレーヌは、孤独を抱えた肉屋のポポールと結婚式で隣あい、急速に親しくなる。一方、村で次々起こり始める残忍な殺人事件。ある日、生徒たちとピクニックに出かけたエレーヌは惨殺死体を発見するが、傍らに落ちていたライターはエレーヌがポポールにプレゼントしたものとそっくりだった…。 6月1日・2日の2日間のみ上映
「女鹿」 1968年/フランス、イタリア/99分 出演:ステファーヌ・オードラン、ジャクリーヌ・ササール、ジャン=ルイ・トランティニャン 支配者、被支配者であり、分身のようでもある、女ふたりの濃厚かつミステリアスな関係を軸に、映画そのものが愛と憎しみをむき出しにした強烈な蠱惑をはなつ、シャブロルの“絶頂期”の傑作。ある日、セーヌ川に架かるポン・デ・ザールの路面に絵を描いている娘、ホワイを見そめたブルジョワの女、フレデリック。フレデリックの屋敷に住むことになったホワイは客として訪れたポールに惹かれるが、ポールはフレデリックとも関係を持ち…。 6月3日・4日の2日間のみ上映
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■ジェイムズ・ブッカー 愛すべきピアノ・ジャンキー 監督:リリー・キーパー 出演:ジェイムズ・ブッカー、ドクター・ジョン 2013年/アメリカ/98分 アル中、ヤク中、躁うつ病…あまりに無邪気で人間くさい素顔と、ニューオーリンズが舌を巻くテクニック。才能に溢れ、薬物に溺れたピアニストの、誰も知らないノンフィクション。 それでもなお、彼の音楽は素晴らしい。 1週間限定上映
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■道行き 監督:中尾広道 出演:渡辺大知、桐竹勘十郎 2025年/日本/80分 駒井は奈良の古民家を購入し、改装の準備のために大阪から引っ越してくる。元所有者である梅本は、駒井に町の歴史や古い屋敷について語り、駒井も自ら町をたずね歩く。改修工事が徐々に進むにつれ、過去の出来事やかつて存在した古びたものたちから少しづつ埃が払拭されていく…。 奈良の御所市を舞台に心の奥に眠る大切な風景をよびさます。モノクロームでつづられね豊かな時間を探す夢幻の旅。 1週間限定上映
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■サリー 監督:リエン・ジエンホン 出演:エスター・リウ、リン・ボーホン 2023年/台湾、フランス/中国語、英語、フランス語/105分 40歳を目前にした独身女性がマッチングアプリで出会った“運命の人”を追ってパリへ…。 近年、世界中で社会問題化しているロマンス詐欺を題材に、ひとりの女性が大切なものを見つけていく姿を描く。 1週間限定上映
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2026年6月5日公開
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■ただ、やるべきことを 監督:パク・ホンジュン 出演:チャン・ソンボム、ソ・ソッキュ 2023年/韓国/101分 組織の一員として「やるべきこと」、ひとりの人間として「やるべきこと」。ふたつの感情をぶつけ合いながら誰しもが働き、生きているだろう。本作はリストラで従業員を解雇しなければならない人事チームの社員たち、それぞれの決断をリアルに描く。 厳しい選択を迫られたとき、僕たちは…。 1週間限定上映
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■ヴィットリア 抱きしめて 監督:アレッサンドロ・カッシゴリ、ケイシー・カウフマン 出演:マリレーナ・アマート、ジェンナーロ・スカーリカ 2024年/イタリア/イタリア語/84分 イタリア・ナポリ南部でヘアサロンを営むジャスミンは、夫と3人の息子に囲まれ、満ち足りた人生を送っていた。40歳を迎えた頃、父の死をきっかけに異変が起きる。金髪の少女を父から託される夢を繰り返し見るようになり、「自分の人生には娘が必要だ」という想いに囚われる。ジャスミンは娘を迎えるために養子縁組を決意するが、それは幸せだった家族に大きな波乱を巻き起こすのだった…。 養子縁組に取り組む一家の大きな決断を描く実話。 1週間限定上映
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■トーキョー・メロディ 監督:エリザベス・レナード 出演:坂本龍一、矢野顕子 1985年/フランス、日本/日本語、フランス語、英語/62分 渋谷スクランブル交差点、新宿アルタ、原宿の竹の子族…80年代の息づくような東京の景色とともに映し出されるのは、幼少期の記憶、変わりゆく文化と社会、創作のプロセス、そして自らが追い求める音楽について語る、当時32歳の坂本の姿。育った街に耳を澄まし、時代の流れを感じながら、彼はどのような未来を見つめていたのか…今もなお人々の心に生き続ける世界的音楽家・坂本龍一、若き日のポートレートを通して《東京の音》を体感できる幻のドキュメンタリーが、約40年の時を経てついに劇場公開! 1週間限定上映
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■父と家族とわたしのこと 監督:島田陽磨 2026年/日本/127分 近年、帰還兵の多くが深刻なPTSDを抱えていた事実が、ようやく明らかになりつつある。癒されなかった心の傷は、DVや依存症という形で子や孫へと受け継がれることがあり、肉親間の断絶を引き起こすこともある。その連鎖を、いかにして断ち切ることができるのか。 語られなかった戦争の傷。生きづらさの、こたえを求めて子どもたちは、親をたどる。 戦後80年の節目に、受け継がれた痛みと向き合う人々の姿を静かに見つめる。 1週間限定上映
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2026年6月12日公開
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■シラート 監督:オリベル・ラシェ 出演:セルジ・ロペス、ブルーノ・ヌニェス 2025年/スペイン、フランス/スペイン語、フランス語、英語、アラビア語/115分 カンヌ国際映画祭審査員賞ほか圧巻の4冠! 砂漠で行われるレイブパーティーに参加したまま失踪した娘を探すため、父ルイスと息子エステバンは、モロッコの山岳地帯から砂漠の奥深くへと車を走らせる。行き着いたのは、現実と幻覚が混濁するような野外レイブのカオス。だがそこにはすでに娘の姿はなく、父と息子は、レイブの参加者グループを追って、娘が向かったと思われる次のレイブ会場を目指すことになるが…。 予測不能×衝撃の映画体験
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■サムライ 監督:ジャン=ピエール・メルヴィル 出演:アラン・ドロン、カティ・ロジェ 1967年/フランス、イタリア/105分 フィルム・ノワールの金字塔!!不朽の名作が甦る。 中折れ帽とトレンチコートを身にまとい、殺風景なアパルトマンで一羽の小鳥と暮らす殺し屋ジェフ・コステロ。いつものように完璧なアリバイを用意し、首尾よく任務を遂行した彼は、現場を立ち去る際、ピアニストのヴァレリーに顔を見られてしまう…。 感情を表に出すことなく、沈黙の中で己の流儀を貫く男の姿を、説明を排し、行動と存在のみで描き出す。アラン・ドロンの代表作のひとつとして知られ、その孤高の佇まいは映画史に刻まれた永遠のアイコンとして語り継がれてきた。 1週間限定上映
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■今は昔、栄養映画館の旅 監督:竹田正明 出演:柄本明、西本竜樹 2026年/日本/120分 戯曲「今は昔、栄養映画館」は竹内銃一郎による抱腹絶倒の傑作不条理劇。2024年11月に全編を朗読劇として上演。その後再演を重ねる中、観劇に訪れた脚本家の荒井晴彦が「映画館で上演したら面白いのでは?」と着想し企画、翌年5月全国24のミニシアターを1台のワゴン車で巡る1ヵ月の旅公演が始まった。 記録映画「今は昔、栄養映画館の旅」は、座長柄本明と東京乾電池の劇団員たちによる、走って、語って、演じて、弱って、飲んで、食べて、笑った、熱気と狂気の1ヵ月に密着した、渾身のドキュメントである。 1週間限定上映
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2026年6月19日公開
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■済州島 四・三事件 ハラン 監督:ハ・ミョンミ 出演:キム・ヒャンギ、キム・ミンチェ 2025年/韓国/韓国語/119分 1948年4月13日、外国勢力による干渉に反発した済州島の一部島民が武装蜂起したことに端を発した「済州島四・三事件」。同年10月から政府が海岸線から5キロ以上離れた地域を「敵性区域」とみなし、“出入りする者は無条件に射殺する”という布告文を発令。村民たちは難を逃れるため、漢拏山(ハルラサン)を目指す。一時的に村を出ることになったアジンは、村に残した6歳の娘ヘセンのことが心配でたまらない。その頃、村では韓国軍が老人たちを容赦なく射殺していた。生き残ったヘセンは、母を捜してひとり山へと向かう。奇跡的に再会した母と娘は、生き延びるため命がけの逃避行を始める…。 いつの時代も罪のない“弱き者”たちが、国家権力によって翻弄される姿を描き出す、“真実”の物語。 6月29日・30日は休映。
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■エレノアってグレイト。 監督:スカーレット・ヨハンソン 出演:ジューン・スキップ、エリン・ケリーマン 2025年/アメリカ/98分 長年連れ添った親友の急死で心にぽっかり穴が空いてしまったエレノアは、余生を故郷で過ごすためニューヨークへ。そんなある日、出掛けた先でふとホロコースト生存者の会に迷い込む。場違いなエレノアは戸惑いながらも、ホロコースト生存者の亡き友が自分だけに語っていた半生を、まるで自分の体験であるかのように話してしまった。ジャーナリスト志望の学生ニナは、その壮絶な過去に胸を打たれ、エレノアに心を開いていく。ところが悪気のない嘘は一人歩きし、大騒動に発展していく…。 スカーレット・ヨハンソンが、愛する祖母に捧げる、ユーモアとやさしさに満ちた、とっておきの物語が、いよいよ公開! 6月29日・30日は休映。
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2026年7月17日公開
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■デッドマンズ・ワイヤー 監督:ガス・ヴァン・サント 出演:ビル・スカルスガルド、デイカー・モンゴメリー 2026年/アメリカ/105分 1977年、インディアナ州。不動産ローン会社に押し入ったトニー・キリシスは、社長の息子ディックを人質に取って“デッドマンズ・ワイヤー”という自動発砲装置を自分と人質の首に固定する。「すべてを奪われた」と訴え立てこもる彼の要求は、金銭的補償と“社長からの謝罪”だった。動くに動けない警察が事態の打開を図る一方、彼は人気ラジオ番組へ電話したりテレビでの記者会見を要求したりと予測不能な行動に出て事態は混迷を極める。前代未聞の極限状態に世間は騒然、賛否が巻き起こる中、ついに社長との電話がつながるのだが…。 自らの正当性を訴える犯人。事件をライブで伝えるメディア。割れる世論。これは50年前に起きた実話。
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2026年7月31日公開
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“NOROSHI”レーベル第3弾 ■きれっぱしの愛 監督:フリーヌル・パルマソン 出演:サーガ・ガルザルスドッティル 2025年/アイスランド、デンマーク、スウェーデン、フランス/109分 北欧・アイスランドの田舎町。芸術家のアンナは、しっかり者の長女イダ、わんぱくでいたずら好きな双子グリムールとソルギス、そして愛犬パンダと暮らしながら、表現者としての道を模索していた。若くして結婚したものの、今や〈もう夫婦ではなくなった〉はずの元夫マグヌスは、いまだに情を断ち切れず、何かと理由をつけては家を訪ね、食卓を囲み、ピクニックにまでついてくる始末。気がつけば、まるで〈まだ家族〉であるかのような日常を再び送るようになるが…。 移りゆく四季とともに、ときにブラックに、シュールに、ユーモラスに紡がれる日常のスケッチが映し出すのは、変わりゆく夫婦、家族、そして失われてもなお残る愛の行方。 豊かな陰影に満ちたビターでスウィートな家族劇。
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