シネマ・クレールで今後、上映予定の作品です。ご期待ください!
上映中
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■災 劇場版 監督:関友太郎、平瀬謙太朗 出演:香川照之、中村アン 2026年/日本/128分 家族や進路に悩む女子高生、ある過去を抱えた運送業の男、冴えないショッピングモールの清掃員と理容師、負債を抱えた旅館の支配人、平凡な主婦。ある日、彼らのささやかな日常が、なんの前触れもなく不可解な“災い”に襲われる。警察にはすべて自殺や事故として処理されるが、何かがおかしい。刑事の堂本だけが妙な気配を感じ取り、災いの真相に迫っていく。一方でその災いの周辺には、いつもある「男」が紛れ込んでいた…。 あなたの常識を覆すサイコ・サスペンス。 上映は19日まで
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■たしかにあった幻 監督:河瀨直美 出演:ヴィッキー・クリープス、寛一郎 目に見える形がなくなっても、別の誰かの体や記憶の中で生き続ける命。生かされ、遺された者にできるのは、それが確かに存在した証を記憶し続けること。暗闇に目をこらし、大地の囁きに耳をすませば、今はもう会えなくなった彼らがいつでもあなたのそばにいる。 「死」が終わりではないという気づきの先に、移植医療が人の命を繋いでゆき、「生」の意味を問いかける。 “愛のかたち”と“命のつながり”をモチーフに、失踪と心臓移植の現実を重ねて描く、時を超えて運命が交差する珠玉の人間ドラマ。
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■ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生 監督:中嶋梓 世界を驚嘆させた天才ピアニスト スタニスラフ・ブーニン。 長い沈黙を経てたどり着いた景色とは… 2025年12月サントリーホール公演を完全収録!! 極上の音色がスクリーンへと刻まれる。 上映は19日まで
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2026年3月13日公開
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“NOROSHI”レーベル第1弾 ■センチメンタル・バリュー 監督:ヨアキム・トリアー 出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド 2025年/ノルウェー/133分 第78回カンヌ国際映画祭グランプリ受賞 オスロで俳優として活躍するノーラと、家庭を選び息子と夫と穏やかに暮らす妹アグネス。そこへ幼い頃に家庭を捨てて以来、長らく音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作となる新作映画の主演をノーラに依頼するためだった。怒りと失望をいまだ抱えるノーラは、その申し出をきっぱり拒絶する。ほどなくして、代役にはアメリカの人気若手スター、レイチェルが抜擢。さらに撮影現場がかつて家族で暮らしていた思い出の実家であることを知り、ノーラの心に再び抑えきれない感情が芽生えていく…。 あまりに不器用でこじれた父娘に共感し、たどり着く結末に世界が唸った家族ドラマの到達点。きっとあなたの“代えがたい”1本になる。
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■こんな事があった 監督:松井良彦 出演:前田旺志郎、窪塚愛流、井浦新 2025年/日本/130分 2021年、夏、福島。17歳のアキラは、母親を原発事故の被曝で亡くし、原発職員だった父親は罪の意識に苛まれ除染作業員として働きに出、家族はバラバラに。拠りどころを失ったアキラを心配する友人の真一も、深い孤独を抱えていた。ある日、アキラはサーフショップを営む小池夫婦と店員のユウジに出会い、閉ざしていた心を徐々に開いていく。しかし、癒えることのない傷痕が、彼らを静かに蝕んでいく…。 今の日本に問う、社会への痛烈な怒りと切なる祈りの物語。 上映は19日まで
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2026年3月20日公開
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■悪魔のいけにえ 監督:トビー・フーパー 出演:マリリン・バーンズ、アレン・ダンジガー 1974年/アメリカ/83分 ホラー映画の最高傑作とされる「悪魔のいけにえ」。1975年、日本の観客はスクリーンに映し出された生々しい狂気に凍りついた。理屈も情けも通用しない暴力、耳を裂くチェーンソーの絶叫。それは「恐怖」という感情の原液を、観る者の脳髄に直接叩きつけるような体験だった。旅行中の若者たちがテキサスの片田舎でふと立ち寄った一軒家で出会った殺人鬼一家。“実際に起きた事件”を基に描かれる惨劇。トビー・フーパーは、世界中の映画ファンに「決して逃れられない絶望」というトラウマを焼き付けた。 日本公開50周年を記念し、ホラー映画史上最も重要な作品が、鮮烈にスクリーンに甦る。
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■ホールディング・リアット 監督:ブランドン・クレーマー 2025年/アメリカ/97分 2025年ベルリン国際映画祭最優秀ドキュメンタリー賞受賞 2023年10月7日の朝、ハマスの武装勢力により、リアット・ベイニン・アツィリと夫アヴィヴもガザへと連れ去られる。父イェフダら家族は、二人を救うため必死の行動を開始する。リアットがアメリカ国籍を持つことから、イェフダは人質解放を求め、バイデン政権に働きかける代表団の一員として訪米する。しかしそこで、人質家族の存在が、イスラエル政府による戦争継続の「理由」として利用されている現実を知り、愕然とする。 愛する家族の安全な帰還を切望する切実な視点を軸に、政治、歴史、分断された価値観が交錯する本作は、イスラエル・パレスチナ問題に多層的な視座をもたらすドキュメンタリーとして話題を呼んでいる。
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■ブルームーン 監督:リチャード・リンクレイター 出演:イーサン・ホーク、マーガレット・クアリー 2025年/アメリカ/100分 第75回ベルリン国際映画祭銀熊賞(助演俳優賞)受賞 実在した伝説の作詞家、ロレンツ・ハート。本作が描くのは、彼の人生を変えた“たった一夜”の物語。1943年3月31日。パートナーで作曲家のリチャード・ロジャースによる単独舞台『オクラホマ!』初日公演は大成功。拍手喝采、祝杯、その余韻。その光の中心で、ハートは才能の影と恋の痛みに向き合っていた。熱狂の夜。沈黙の夜。そして、決意の夜。キャリアも友情も恋も…一夜にして変わっていく。 名曲「ブルームーン」 「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」。その言葉の裏には、嫉妬と友情と孤独があった。
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2026年3月27日公開
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■死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ 監督:キリル・セレブレンニコフ 出演:アウグスト・ディール、マックス・ブレットシュナイダー 2025年/フランス、ドイツ/ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語/135分 第2次世界大戦中、アウシュヴィッツ収容所には、“死の天使”と呼ばれた医師がいた。彼の名はヨーゼフ・メンゲレ。人類学者でもあったメンゲレは優生学に取り憑かれ、子ども、特に双子たちに想像を絶する実験を重ね、ナチスによって「非社会的」分子とみなされた人々を選別し、不要とみなした人間を次々にガス室へ送り込んだ。本作はメンゲレの潜伏生活に焦点をあて、息子との対話、モサドによる追跡を交錯させながら、ナチズムに支配された男の狂気を冷徹に浮かび上がらせる。 戦争によって魂を破壊された人間の内面では、一体何が起るのか?〈悪の本質〉と戦争責任を鋭く問いかける衝撃作。
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■Dr.カキゾエ 歩く処方箋 みちのく潮風トレイルを往く 監督:野澤和之 出演:垣添忠生、みちのく潮風トレイルで出会った人々 2024年/日本/120分 がんの専門家である垣添忠生医師が、青森県八戸市から福島県相馬市までのみちのく潮風トレイル1025キロを歩くロードムービー。歩くことで、がんサバイバーの支援と東日本大震災の被災者の心の傷に少しでも寄り添いたいという思いから、82歳になるドクターカキゾエは、歩く決心をしました。歩くとさまざまな人々との出会いが生まれます。ドクターカキゾエは、歩きながら思索を重ね、確信したことがあります。「がんでも、震災でも、人は逆境にたたされても、必ず復活する力を持っている。」復活する人の強さとは何か?映画は、静かにその答えを示唆してくれます。 1週間限定上映 3月28日は、垣添先生、野澤監督のトークショー開催・予告無。
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2026年4月3日公開
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■そして彼女たちは 監督:ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ 出演:バベット・ヴェルベーク、エルザ・ウーベン 2025年/ベルギー、フランス/104分 第78回カンヌ国際映画祭脚本賞&エキュメニカル審査員賞W受賞 若くして妊娠した女性を支援する施設で共に暮らす5人の少女。彼女たちは頼る人を持たず、家族との関係、貧困など、さまざまな問題を抱えている。「ひとりじゃ育てられない」「嬉しいと思いたいのに」…戸惑い、悩み、なるべき家族像を見出せないまま、母になる少女たち。押し寄せる孤独感に飲み込まれそうになっても、時に誰かに寄り添われながら、それぞれが歩むべき道を選び取っていく…。自分たちなりの「愛」を選択していく少女たちの真っすぐな瞳から目が離せない、希望に満ち溢れた傑作がついに日本上陸!
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■OCHI!オチ 監督:アイザイア・サクソン 出演:ヘレナ・ツェンゲル、フィン・ウォルフハード 2025年/アメリカ、イギリス、ルーマニア、ハンガリー/英語/95分 霧に包まれた村の奥深い森には、大きな瞳と耳を持つふしぎな生き物〈オチ〉が棲み、昔から人々はその存在を恐れ遠ざけてきた。オチ狩りをする父に戸惑い心を閉ざす少女ユーリは、ある日傷ついた小さなオチに出会い、密かに連れ帰り手当をする。伝承とは違う、オチの“本当の姿”を知ったユーリは、幼い命を家族へ返すため家を飛び出し旅に出る。ふたりは心を通わせ、やがてユーリは、オチが感情を音楽のように紡ぐことばを理解し始める…。 想像力と愛情とノスタルジーに満ちた美しきファンタジー。少女と〈オチ〉と、心を解き放つ冒険の旅へ。
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■エリス&トム ボサノヴァ名盤誕生秘話 監督:ホベルト・ヂ・オリヴェイラ、ジョム・トブ・アズレイ 出演:エリス・レジーナ、アントニオ・カルロス・ジョビン 2022年/ブラジル/ポルトガル語、英語/100分 ブラジル音楽史に燦然と輝く傑作アルバム「エリス&トム」。 当時の貴重な秘蔵映像を中心に、レコーディングの裏側に迫る、全音楽ファン必見のドキュメンタリー。 1週間限定上映。
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2026年4月10日公開
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■ハムネット 監督:クロエ・ジャオ 出演:ジェシー・バックリー、ポール・メスカス 2025年/イギリス/英語/126分 第83回ゴールデングローブ賞 作品賞・主演女優賞受賞 第50回トロント国際映画祭 観客賞<最高賞>受賞 1580年イギリスの小さな村。貧しいラテン語教師ウィリアム・シェイクスピアは、森を愛する自由奔放なアグネスと出会う。2人は互いに惹かれ合い、情熱的な恋愛の末に結婚して3人の子供を授かるが、ウィリアムが遠く離れたロンドンで演劇のキャリアを模索する一方、アグネスは独りで子どもたちを守り家庭を支えていた。そんななか一家に大きな不幸が訪れ、かつて揺るぎなかった夫婦の絆が試されることになる。 ウィリアム・シェイクスピアと共に愛と悲劇を経験した妻アグネスの視点を通して、“いかにして不朽の名戯曲「ハムレット」が誕生したか”を繊細な観察眼で見事に描き出した物語である。
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■セバスチャン 監督:ミッコ・マケラ 出演:ルーアリ・モリカ、ヒフトゥ・カセム 2024年/イギリス/英語、フランス語/110分 ロンドンに住み、将来を嘱望されている若い作家志望のマックス。彼はデビュー作となる長編小説をリアルなものとするために、“セバスチャン”という名前で男性相手のセックスワークの世界に足を踏み入れる。職業を通して体験する未知の世界。様々なクライアントと接していく内に、マックスとセバスチャンの境界線を次第に見失っていく…。 小説を書く僕と、小説の中の僕。 1週間限定上映
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■クイーンダム/誕生 監督:アグニア・ガルダノヴァ 出演:ジェナ・マービン 2023年/フランス、アメリカ/ロシア語/91分 LGBTQ+の活動や表現が法律で禁じられているロシアに突如現れたクィア・アーティスト、21歳のジェナ・マービン。ジェナは幼い頃から自身がクィアであると認識しており、小さな町ではその存在が暴力の標的となった。ロシアではLGBTQ+は「存在しないもの」とされ、その当事者たちは日々、差別と抑圧にさらされている。その痛みとトラウマを、ジェナはアートへと変えた。やがて、ロシアによるウクライナ侵攻が勃発。反戦デモに参加したジェナは逮捕され、徴兵の危機にさらされる。逮捕、嫌がらせ、社会からの排除…。それら全てを背負い、恐怖と絶望を超えた孤高のクィーンが誕生する。これは、痛みと美しさを纏ったひとりのアーティストによる、命をかけた表現の記録。 1週間限定上映
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■ライフテープ 監督:安楽涼 出演:隆一、朱香、珀久、フィガロ 2025年/日本/101分 「かわいい~♡」もちりとした白い肌に何度も頬をすりよせる朱香。家族の未来を想い、音楽制作やダンスに取り組むアーティストの隆一。2人には珀久が生まれたばかり。3人と猫のフィガロの暮らしには笑顔が絶えない。珀久は、約12万人にひとりという「メンケス病」を抱えている。銅の欠乏により様々な健康問題が生じる指定難病だ。出産から診断までの日記には現実をなんとか受け止めようとするふたりの切実な言葉がありのままに綴られていた。逃げ場のない孤独と不安に向き合い続け、ここまで紡いできた日常。そうして家族は、珀久の喉の切開手術という大きな決断のときを迎えようとしていた。 「たとえ短い時間だったとしても、幸せに暮らしている俺ら家族を撮ってほしい」。祈りにも似た隆一の声に対して、親友として、作家として何ができるのか。自らに問いながら記録をつづけた。 1週間限定上映
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2026年4月17日公開
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■カミング・ホーム 監督:マーク・タートルトーブ 出演:ベン・キングズレー、ゾーイ・ウィンターズ 2023年/アメリカ/英語/87分 認知症の初期症状を娘に案じられながらも、受け入れられずに一人暮らしを続けるミルトン。ある夜、庭に空からの不思議な飛行物体が墜落したことをきっかけに、同年代の隣人サンディー、ジョイスを巻き込み、静かな日常は思いもよらぬ方向へと動き始める…。奇想天外な騒動の中で主人公たちが辿り着いた人生の意味とは…誰もが年老いた先に直面する不安や孤独をあたたかな優しさと感動で照らし出す、珠玉のヒューマンドラマが誕生した。
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■インランド・エンパイア 監督:ディヴィッド・リンチ 出演:ローラ・ダーン 2006年/アメリカ/180分 ハリウッドの女優ニッキー・グレースは、未完に終わったポーランド映画「47」のリメイク作「暗い明日の空の上で」に出演することになる。やがて共演者のデヴォン・バークと劇中の設定そのままに現実でも不倫関係に陥り、映画の物語と自身の人生が交錯しはじめる。現実と虚構の境界は次第に失われ、ニッキーの精神は崩壊へと追い込まれていく。 物語はハリウッドからポーランド、そしてインランド・エンパイアへ。場所と時空を飛び越えて紡がれていく、謎が謎を呼ぶリンチ・ワールドは、公開当時から賛否を巻き起こし、いまも伝説として語り継がれる。 1週間限定上映
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■私のすべて 監督:アンヌ=ソフィー・バイイ 出演:ロール・カラミー、シャルル・ペッシア・ガレット 2024年/フランス/フランス語/95分 パリ郊外の小さなアパートに暮らすシングルマザーのモナは、発達に遅れのある30歳過ぎの息子ジョエルを女手ひとつで育ててきた。モナはショッピングモールのビューティ・サロンで、ジョエルは障がい者のための職業作業所で働いている。互いを支え合い、いたわりながら暮らしてきた二人。ところがある日、モナは、ジョエルと同じ施設で働くオセアンが彼の子を妊娠したと聞かされる。二人の関係を何も知らなかったモナは動揺し、母子の絆も揺らぎはじめる…。 人生を息子に捧げてきた女性の心と体の解放にエールを送り、親と子の新たな人生のはじまりのときを祝福する。
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ロッセリーニ×ゴダール【2つのゼロ年】 ■ドイツ零年 監督:ロベルト・ロッセリーニ 出演:エドムント・メシュケ、エルンスト・ビットシャウ 1948年/イタリア/ドイツ語/74分 すでに国際的な評価を確立していたロッセリーニが、第二次大戦でほぼ完全に破壊された連合軍占領下のベルリンを舞台に、ひとりの少年がたどる過酷な運命を仮借なく描き出した。ロッセリーニが同時代のドイツを主題と選んだ背景には、「同じ人間であるドイツ人が、どうしてこのような大惨事へと導かれてしまったのか?」との問いがあった。 現在、本作はいわゆるネオレアリズモ映画の最高傑作の一つとみなされている。 ナチスドイツが崩壊した1945年=【ゼロ年】 一人の少年を通して描かれる戦争がもたらす残酷さ。 1週間限定上映
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ロッセリーニ×ゴダール【2つのゼロ年】 ■新ドイツ零年 監督:ジャン=リュック・ゴダール 出演:エディ・コンスタンティーヌ、ハンス・ツィシュラー 1991年/フランス/フランス語、ドイツ語など/62分 本作は、かつて西側「自由世界」の擁護者だった「最後のスパイ」たるレミーが、長年潜伏していた旧東ドイツから、冷戦体制崩壊と軌を一にして徒歩で「西」へ向かいながらさまざまな象徴的人物と出会う姿を描いた一種のロードムーヴィーである。 東西ドイツが統合された1990年=【ゼロ年】 東ドイツに潜伏していた老スパイの“西”への帰還の旅。 1週間限定上映
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2026年4月24日公開
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“NOROSHI”レーベル第2弾 ■落下音 監督:マーシャ・シリンスキ 出演:ハンナ・ヘクト、レア・ドリンダ 2025年/ドイツ/155分 第78回カンヌ国際映画祭〈審査員賞〉受賞 1910年代、アルマは同じ村で、自分と同じ名を持つ幼くして死んだ少女の気配に気づく。1940年代、戦争の傷跡が残る中、エリカは片脚を失った叔父への抑えきれない欲望に気づき、自らの得体のしれない影に戸惑う。1980年代、アンゲリカは常に肌にまとわりつく“何か”の視線に怯えていた。そして現代、家族と共に移り住んだレンカは、自分の存在が消えてしまいそうな孤独感に蝕まれていく。百年の時を経て響き合う彼女たちの〈不安〉が、この北ドイツの農場を静かに覆いつくしていく… 彼女たちが目撃したものとは、いったい何だったのか。
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■ナースコール 監督:ペトラ・フォルペ 出演:レオニー・ベネシュ、ソニア・リーゼン 2025年/スイス、ドイツ/ドイツ語、フランス語/92分 人手不足の満床病棟で、絶え間なく看護師に降りかかる激務と不測のトラブルを、緻密なリアリティと臨場感あふれる濃密なスリルで描く。まるで観客が疑似体験するような驚異的な没入感の体感型映画が誕生した。ひとりの女性看護師の視点で病院という空間をまさしく現代社会の縮図として描き上げたスイスの女性監督ペトラ・フォルペは「看護師たちに捧げる映画を作りたかった」という。ラストシーンに込めた願いには、誰もが心を揺さぶられずにはいられない。
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■361 White and Black 監督:大山晃一郎 出演:長野凌大、パク・ユチョン 日本/107分 港町で暮らす上条眞人は偶然テレビで流れていた会見で囲碁世界チャンピオン、パク・ハンミョンが「日本にライバルがいる」と発言する所を目撃する。誰もがライバルは米原沙羅7段だと思う中、パクが日本で謎のライバルとの直接対決が実現するのではという機運が高まっていく。一方、大会番組制作ディレクターの小坂正喜は取材の中で、眞人がパクと沙羅の幼馴染である事を知る。 果たして、眞人、パク、沙羅の間に何があったのか? 1週間限定上映
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2026年5月1日公開
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■パンダのすごい世界 監督:ビボ・リャン 2025年/中国/84分 パンダ保護研究センターを中心に、個性あふれるパンダたちの一生と、それを支える飼育員の奮闘を描いた物語。 日本からパンダが返還される今、パンダと人間の関係をもう一度見つめよう。 パンダのユニークな生態を記録した貴重映像。パンダ愛に満ちた驚きと感動の世界! 1週間限定上映
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■アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし 監督:エミリア・ブリックフェルト 出演:リア・マイレン、アーネ・ダール・トルプ 2025年/ノルウェー、デンマーク、ポーランド、スウェーデン/ノルウェー語/109分 誰もが知るおとぎ話「シンデレラ」をモチーフとしながら、美しいシンデレラ(=アグネス)へ強い嫉妬と妬みを向ける醜い義姉妹(=エルヴィラ)を主人公にしたこの物語は、王子の花嫁の座を射止めるためなら手段を選ばない母と娘の、美に対する底なしの執念が描かれる。 美しくなるためなら人体改造も厭わない、美しくなるためなら激痛にも耐える、美しくなるためならどんなことだってするわ…美にとらわれた女性たちによるこのおぞましいフェアリーテールは、あなたを残酷な舞踏会へと誘うだろう。 1週間限定上映
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2026年5月8日公開
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■シンプル・アクシデント/偶然 監督:ジャファル・パナヒ 出演:ワヒド・モバシェリ、マルヤム・アフシャリ 2025年/フランス、イラン、ルクセンブルク/ペルシャ語/103分 第78回カンヌ国際映画祭パルムドール(最高賞)受賞 パナヒ監督自身の二度の投獄経験や、同じ境遇の人々の声から着想を得て映画化。 不当に投獄された人々が、憎い看守へ復讐を果たそうと迷走する予測不能の物語は、渦巻く重厚なスリルと深遠なミステリー、人間味豊かなユーモア、そしてイランの現実が渾然一体となり、斬新な社会派サスペンスへと変容を遂げていく。戦慄を誘う衝撃のラストシーンは、誰かと語り合わずにはいられない。強烈な映画体験がここにある。
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■旅立ちのラストダンス 監督:アンセルム・チャン 出演:ダヨ・ウォン、マイケル・ホイ 2024年/香港/広東語/140分 ウエディングプランナーのトウサンは、コロナ禍で多額の負債を抱え、葬儀業者への転身を余儀なくされる。しかし結婚式と葬式は大きく違い、様々な困難に直面する。 最大の難関は、共に葬儀を取り仕切る「葬儀道士」であるマン師匠に認められること。利益の追求が第一のトウサンと、伝統を重んじるマン師匠は、考え方の違いから絶えず衝突し、二人の関係は最悪に。だがマン師匠一家と関わるうちにトウサンのわだかまりは徐々に消え、葬儀で行う儀式「破地獄」の真の意味に気づいていくのだった。
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2026年5月29日公開
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■ラプソディ・ラプソディ 監督:利重剛 出演:高橋一生、呉城久美 2026年/日本/106分 ある日、住民票に身に覚えのない「続柄・妻」の文字を見つけ、〈繁子〉という名の女性が自分と勝手に籍を入れていたことを知った夏野幹夫。でも一体なぜ?何のために?正体不明の妻探しに奔走し、小さな花屋でようやく見つけた繁子は、触れるものを全て壊してしまう破天荒すぎる女性だった!予測不能な繁子に振り回されながらも、懸命に向き合おうとする幹夫。しかし、繁子は何をされても怒らない幹夫にモヤモヤが募っていき…。 怒ることができない幹夫の心を縛っていたある約束とは。見ず知らずの人との結婚に踏み切った繁子の謎めいた過去とは?偶然の出会いから始まった二人の運命が、大きく動き出す! おかしくて愛おしいハートフルストーリーの誕生!!
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